スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

居敷あて

2010年06月24日 21:10

今日は和裁のお話を。
毎日平均8時間ほど縫っているのですが、
私のブログを読むと、着物で出掛けてお茶を楽しんでいる優雅な人に見えてしまうかも(笑)

でも実態は...
和裁学校時代はほとんどジーパン、今は自宅なので楽な部屋着で
宅急便が来ると慌ててエプロンで隠す、みたいな日常です。
会社員の時は銀座や汐留にオフィスがあったので
OggiやCLASSYを愛読してそれなりに洋服やお化粧にも気を使っていましたが
タイトスカートやマニキュアにはもう一生ご縁がないかも...

話が逸れましたが
先週くろまめさんのところで頂いた単衣の居敷あて、
じっくり観察してみました。

単衣は袷より仕立てが簡単なように見えますが、
仕立て代を袷より高く設定しているお店があるぐらいで、
結構手間がかかります。
例えば脇縫い。
袷だと表地で一本、裏地で一本の合計二本の地縫いだけですが、
単衣は地縫いを二本、縫い代を開いて隠し躾を一本、
開いた左右の縫い代をそれぞれ身頃にくけて、合計五本縫い目が通ります。
脇の部分を見ただけでは、こんなに何度も縫っているなんて
分からないですよね。

他にもやり方はありますが、縫い代が少ない場合を除いて
私はこのやり方です。
(和裁をされる方にしか分からないかも知れないです。
この後わかりにくい記述が続きます。ごめんなさい。)

例外的に、縫い代を開かず片方に二枚一緒に倒して
くける場合があるのですが
この時の居敷あてのつけ方が今まで分かりませんでした。
物理的に無理なので、片がえしでは居敷あてがつけられないと思っていたのです。

そんな時出会ったのがこの単衣。
左の写真は右脇の身八口下部分、右の写真は左脇の裾部分です。

100624_1 100624_2

脇縫いの時に表地と居敷あての三枚を一緒に縫ってあります。
疑問は解決できたのですが、二度縫いも隠し躾もなく、
表地用の縫い糸が居敷あての上に出てしまうので本式ではないのかな、とも思います。
ポリの着物だから略式なのでしょうか。



スポンサーサイト


コメント

  1. さめおばさん | URL | -

    Re: 居敷あて

    詳しくありがとうございました。
    よく解りました。

    3枚一緒に縫うやり方は私も初めて見ました。
    と言うことは・・・、きせも3枚一緒にかけるっことでしょうねぇ~。
    私は片折の場合は居敷きは後から縫い代に白糸でかくしじつけでとじてます。

    縫い方は万流!
    その中で自分流の仕立て方を選んでいけばいいのでしょうかね!

  2. ミモザ | URL | 8mQnrvzk

    Re: 居敷あて

    あいさんの縫い代の始末は丁寧なのですね~。縫い目隠しは私は上物の薄物で、と習いましたが実際にやったことはありません。
    普段は縫い代は前身ごろに片倒し、居敷当は表の縫い目ギリギリのところで縫い代にかくしじつけでとじます。上は繰越揚げの縫い目に沿ってくけ、裾は表の三つ折りくけの折山に突合せになるような長さにしてます。
    ホント、いろいろなやり方があるものですね。

  3. あい | URL | -

    Re: 居敷あて

    さめおばさんさま
    仕立て方はほんとにたくさんの方法がありますね。
    骨董市などでは知らない縫い方を勉強できたりするので
    気になるものはじっくり縫い目をたどってしまったりしています。
    居敷あて、あとからとじる方法もあるのですね。ありがとうございます!

  4. あい | URL | -

    Re: 居敷あて

    ミモザさま
    縫い代は左右に開くより片方に倒したほうがすっきりするような気がして
    色々な方のお着物をじっくり観察してしまっています。
    村林先生の本では縫い目隠しが上等で丁寧なやり方、との記述がありました。
    ここのところ薄物の仕立てが続いているのですが、
    自分の着物は両開きと片がえしが半々だったので、どこに違いがあるか知りたかったのですが
    明確な基準がある訳ではなく、和裁士の判断なのでしょうね。

  5. ひさえ | URL | -

    Re:居敷あて

    はじめまして。

    おべべとにゃんこさんのブログから来ました。

    和裁士さんのブログに行きあたり、とてもうれしく思って色々と拝見させていただきました。時間を忘れて・・・。
    私も和裁をしております。30年余り・・。
    お若い方の仕事の様子を拝見でき、和裁士さんがこれからもまだまだ育っていける場所があることがうれしかったです。

    またお邪魔させてください。


    居敷当ての付け方は、本当に様々ですね。
    要は、その居敷当がその目的にかなうよう付いているかどうかでしょうか。

    仕立ても習い知ったことは基本ですが・・・。


    これからも楽しいお針仕事の記事楽しみにしています。


    今日は私も楽しく針を持てます♪

    お邪魔しました。m(__)m

  6. あい | URL | -

    ありがとうございます

    ひさえ様
    コメントありがとうございます。早速ブログにお邪魔させていただきました。
    お仕事に対するこだわりや情熱、着物への愛情をひしひしと感じ、共感する部分ばかりでした。

    お近くでしたらすぐにでもお話をお伺いしに行きたいところです。
    仕立てについては教科書通りにならないことばかりで日々勉強していますがひさえ様のブログは私の新しい教科書のようでとても心強いです。
    今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://matatabiyablog.blog60.fc2.com/tb.php/218-d9dfa5e2
この記事へのトラックバック


最新記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。