スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

七事式のお稽古

2010年02月28日 21:21

昨日のお稽古は偶数月恒例の「七事式」でした。
七事式には色々な種類がありますが、
5~6人でくじを引いて、お手前の人とお茶を頂く人が
次々と入れ替わっていくという、ゲームのようなものです。
ちょうど、美しいキモノ春号に七事式のひとつ、
「香付き花月」の写真が出ていました↓

100228_3

普段のお稽古ではこんな豪華な訪問着姿が揃うことはありませんが、
着物姿の五人が一斉に立ったり座ったりする光景はなかなか見ごたえがあります。
ベテランの先輩方は、畳を歩く時の絹鳴りの音が全員ぴたりと揃って感動します。

100228_1 100228_2

私の着物は綸子の小紋に唐草の染帯でした。
七事式では立ったり座ったり、膝行(しっこう:正座のままで畳の上を移動すること)
の動作が多いので、着物の膝の部分が擦れやすく、
紬より柔らかもののほうが向いていると教えて頂きました。

帯は弘法市でみつけたお気に入りです。
染め帯が欲しい!とターゲットを絞って探し回った思い出の一枚です。
変わった長さの付け帯なのですが、なんとか締め方がわかってきました。
今年も京都には是非行きたいと思っています。
骨董市の日に観光をひっかけて(笑)
スポンサーサイト

胴裏・八掛の取替え

2010年02月26日 22:29

胴裏と八掛取り替えのお直しをしました。
洋服で裏地を取り替えてまた着ることなんて皆無だと思うのですが、
着物って素晴らしいですね。
見事に別の着物に生まれ変わりました。

こちらは八掛を取り替えた着物です。(袖口の写真です)
100226_1
下が取り替え前、上が取替え後です。
派手な色の八掛を表地と同系色に替えて、落ち着いた雰囲気に変わりました。
昔の紬は特に、エンジや朱色の八掛がついていることが多いのですが、
ちらっとしか見えない八掛を取り替えるだけで
全然違った着物になるのは縫っていてすごく楽しいです。

ネットで仕立て屋をしていると、ほとんどの方からは
郵送で反物と八掛が届くのですが、
お客様の選ばれた八掛の色の取り合わせにはいつも新鮮な発見があって、
荷物を開けるのが楽しみです。
同系色にするととても上品な印象になりますね。

こちらは黄変した胴裏と新しい胴裏です。
背縫いの部分を並べたのですが、色の差は歴然ですね。
100226_2

最近の胴裏は黄変防止加工の技術が進み、
以前ほど黄ばみにくくなっているそうですが、
親戚などから着物を頂いた時、表地はとってもきれいなのに
胴裏だけ色が変わってしまっている着物って案外多いですよね。
こういう着物、案外箪笥の奥にしまいっぱなしになってませんか?
色や柄が気に入っているのに胴裏がネックになって
なかなか着ることができないのは悲しいことですし、もったいない!
黄変するほど時間が経っているということは、
難がないように見える表地も傷んでいる可能性があるので
本当は洗い張りをして生地を蘇らせてから仕立て直すのが一番いいのですが、
もともとリサイクルでお得に購入した着物、たくさんもらった着物など、
メンテナンスにそこまでしなくても...というお気持ちもよ~くわかります。
(以前悉皆やさんに、「汚れたままの着物を洗い張りせずそのまま仕立て直すなんて
そんな仕事は受けてはダメだ!」と叱られたことがあります。
お客様の着物を完璧な状態で納品する、悉皆やさんの意見はごもっともなのですが
着物好きなユーザーの一人としては、すべての着物を完璧にメンテナンスすることが
不可能な状況もとても良く分かります。)

なので、着用に抵抗がなければ、とりあえず外から見える
袖の部分だけ胴裏を新しいものに取り替えるという方法もありますよ。
胴裏が他の人の目にとまるのって、お袖の脇側の部分、「袖の振り」だけですから。
百聞は一見にしかず!
たかが胴裏ですが、真っ白なものに替えると
表の生地もいきいきと見えてくるから不思議です。

※仕立てのお見積もりについて、現在個別にお問い合わせをいただいておりますが、
4月からの和裁業本格稼動に向けて料金表の作成を準備中です。
3月中旬までにはこのブログにて掲載予定です。
御迷惑をお掛けしておりますがどうぞ宜しくお願いいたします。

和裁士の冬対策

2010年02月22日 22:49

昨日の教員検定試験、なんとか無事に終わりました。
実技試験で縫った花織風の紬は
試験にはタブーとされている格子柄でかなり苦労しました。
格子や縞はまっすぐ几帳面に縫わないと粗が目立ってしまうので、
手間のかかる柄だと言われ、試験では敬遠されていますが
不利は承知で挑戦してしまいました。
嫌いな色目で縫いやすい生地よりも好きなもののほうがモチベーションがあがるんですよね。
100222_1


100222_3

上の写真、脇の部分なのですが
背縫いと脇縫いはこのように格子の線がぴったり合うように縫ってあります。
これが、簡単なようで結構手間なんです。
縫い初めと縫い終わりを揃えていても、そのあいだでは格子の線が微妙にずれてくるんです。
なので、本縫いの前にしつけをかけて、どこをとってもぴったり線が合うようにしてから
縫ってあるので、通常の2倍の距離を縫ったことになります。

今回の試験は、落とす試験ではなく「受からせる試験」なので、
結果はなんとか大丈夫だったのですが、
実技と筆記が両方ある試験は気力体力的にかなりきつく、今日はダウン。
心身共にもっと鍛えないといけないですね。反省。

この生地、もう一つ難点が。
指先が乾燥していると、糸が浮き出ている模様の部分に引っ掛けてしまうのです。
和裁士は日中ハンドクリームをつけることができないので、
夜寝ている間がお手入れ時間です。

花織の生地に限らず、指先の乾燥は絹の縫い糸がからまったりして
作業上色々不都合があるので気をつけています。
一番効果があるのは寝る時にお手入れ用の手袋をすること。
どんな高級クリームより効果あり、ですが、
人によっては慣れなくて気持ち悪いかも。
最近気に入っているのはラッシュの「檸檬の指先」です。
100222_4
癒される檸檬の香りとバターのように濃厚なクリームで
ささくれやすい爪のまわりがしっとりするのでお気に入りです。
チューブに入ったハンドクリームに物足りなさを感じていらっしゃる方にはおすすめです!

そして、冬対策でもう一つヒットだったのがこれです。
100222_5
座布団型のホットカーペット。50センチぐらいの大きさです。
和裁部屋での作業中は床に材料を置いたり柄合わせのために生地を広げたりするので
床に置くタイプの暖房器具は使いたくないのですが、
エアコンだと電気代がかさんでしまうので今年はこれを購入しました。
気になる電気代は1時間0.4円!!10時間座っていても4円です。
暖房は部屋全体を暖めなくても自分の座っているところだけで十分なんですね。
これのお陰で嫌いな冬も快適に乗り切っています。

最近のお買い物

2010年02月20日 16:03

今日もまたまた梅の帯でした。
生徒30人の今日のお稽古、皆さん春らしい着物が多かったように思います。
まだまだ寒い日が続いていますが、立春を過ぎると
春を感じるものが着たくなりますね。
いつもシックなものをお召しの方が桜色の色無地だったりすると
お顔まで優しく見えるから不思議です。
100220_1

私の取り合わせは2月7日と同じなので、
今日は最近のお買い物をちょこっとご紹介します。

<その1> 紬反物
100220_2

日本橋某百貨店の新春セールにて。
買うつもりがない時に呉服売り場をうろついてはいけないですね。
欲しいものがないはずがない(笑)。
これは花織風で光沢があってしなやかな生地、
縫いやすそうなので明日の試験用にしました。
はい、明日は和裁の教員検定試験というものを受けます。
筆記と実技。今日は試験前日のなんとも落ち着かないいや~な気分です。
だからこうしてブログで現実逃避。
時間内に無事縫い上がれば、明日この着物は着られる状態に完成します。ドキドキ。

<その2> 羽織
100220_3

たんすやさんの店頭で再値下げ!の文字が。
ワンピースやブラウスにしてもいいな、
と、きれいな色に惹かれて購入しました。
でも現実にはなかなかハサミを入れられずそのままになってしまうんですよね~。
ほとんど着ていないものも、真心込めてそれを縫った和裁士さんがいたわけで。
これも当分羽織として楽しもうと思います。

<その3> 付け下げ
100220_5

掘り出し物の眠るヤフオクはなかなかチェックをやめられずにいます。
ほとんどの場合、希望価格はすぐ高値更新されて諦めがつくのですが
これは「シミあり」のコメントであまり入札されず、
着物がかわいそうなぐらいのお値段で私のところにお嫁入りしました。
でも、「どこにシミが?」というぐらいきれいな状態で胴裏も真っ白。
絞りと刺繍が見事でほんとに素晴らしいんですよ。
ほんとはお稽古に着ていきたかったのですが、実際に手元に届いてみると
普段に着るにはちょっと豪華すぎてなんだか悪目立ちしそうなのでやめました。
初釜やこの時期のお茶会にぴったりな感じです。

いくらお安く手に入れても、お稽古着に豪華な手仕事が入った着物は不向きです。
周りの方がとても気を使ってしまうんです。
「汚れたら大変だから、水屋仕事はいいわよ~。」なんてことに。
茶歴の長い先輩方にこんなことを言われたら、その着物選びは失敗です。
お稽古の回数が増えるにつれ、「着たいものを着る」ではなく「場にあった着こなし」
の重要性と難しさがなんとなく分かってきました。
まだまだ奥の深い茶道と着物です。

カエルの帯留

2010年02月19日 22:52

普段、着物を着る目的のほとんどはお茶のお稽古なので、
白衿白足袋、帯はお太鼓、帯留は厳禁なのですが、
先週末はお茶と関係のないお出掛け。
そこで、ずっとしまってあった帯留を使ってみました。
100219_1

これ、実はカエルのブローチで宮古島のカフェで買ったものです。
一時期、小さなものがすべて帯留に見えてしまう時期があり
みつけるたびにおへそのあたりにもっていく変な癖が。
これも、カフェのレジ前で出会ってついつい買ってしまったものです。

帯締めは伊藤組紐店の真田紐。
帯留はブローチなので紐に直接針を刺して固定してます。
伊藤組紐店には帯締めとして使える多くの種類が揃っていてお手頃価格なので
帯留用の三部紐としておすすめです。

100219_2 100219_3

帯は半幅帯です。楽だし着付けも簡単!
道行で隠れるので形は気にせずささっと巻いて出来上がり。
ただ、お太鼓だと隠すことのできるお尻まわりがばっちり見えるので、
道行を脱ぐ場面があるなら後ろ姿は気を抜けないですね。

この着物、フリマの時に大活躍のお召しなのですが
力仕事の度にこれを着ていたら、とうとう八掛が擦り切れてしまいました。
汚れが目立たないし皺になりにくいし、とっても働き者のお召しだったのに。
またしてもお直し患者入りです。
ささっと直しちゃえばいいことなのですが、自分の着物はなかなか針が進みません...

寒い日は絞りの出番

2010年02月13日 21:06

今日は朝から雪。こんな日は絞りの力を借りて少しでも暖かく。
100113_1 100113_2

総絞りの着物は寒い時期に、と言われますね。
絞り好きとしては袷の季節いっぱいに楽しみたいところですが、
5月や10月はなかなか着る気になりません。
それは絞りの暖かさが原因。
ふっくらしたあの見た目、手触りは見ている側も暖かいし
着ている本人もぽっかぽかです。
絞りの染め生地には綸子が使われることが多いのですが、
あのつるっとした生地が、絞りを施すことによって
ふっくら優しく変化するのは驚きです。

丁寧な絞りの仕立てでは、ゴースという薄い生地を裏にあてて
絞りの「しぼ」が伸びないように「裏打ち」という作業を行います。
以前試験の課題で練習したことがあるのですが、
気の遠くなるような作業で、絞りが贅沢品と言われる
理由の一つを身をもって実感しました。

これが裏打ちの練習跡です。
100113_4

約5センチ間隔で斜めにゴースと絞りの生地を一針ずつとめていきます。
紺色の布が表生地で、1ミリぐらいずつぽつぽつと針目が出ているの、わかりますか?
白い布はゴース、ほんとはもっと薄い生地です。
着物一枚分の反物は約12メートル!
仕立てる前にこんな作業があるんです。
いつか実物でやってみたいと絞りの生地はスタンバイしていますが、
いまだ手付かずです。

今日は寒い上に雪まじりの雨という予報。
総絞りの着物の上に絞りの羽織。かなり暖かく過ごせました。
帯にしようと素材用に購入したこの羽織、
カーデガン代わりの防寒着として、この時期コートの下に着ることが多いです。
この羽織が帯へ変身するのはまだまだ先になりそうです。
100113_3


針供養

2010年02月09日 18:51

昨日、2月8日は針供養の日でした。
都内では新宿と浅草のお寺が有名ですが、
今年は学校行事として新宿の正受院へ行きました。
オフィスビルに挟まれた小さなお寺ですが、溢れる人、人、人。
和裁士をはじめ和裁学校、和裁教室など皆さん沢山の針を持参されていました。
100229_1

学校では折れ針を入れる大きなビンが教室にあり、
一年経つとかなりの本数がたまります。
和裁の縫い針はひと袋25本入りぐらいの単位で売られていて、
入学当初はこんなの一生かかっても使いきれないと思ったものですが、
毎日縫うと針は消耗品なのだということがよくわかります。

特に絹針はとても細いので、縫っているうちに
だんだん「く」の字に曲がってくるのです。
運針の縫い目が曲がってきたら、大抵針が原因です。
針が折れることはめったにありませんが、
針が曲がって使えなくなることはしょっちゅうあります。

針供養の日は、いつも硬いものばかりを縫っている針を
柔らかいお豆腐やこんにゃくに刺して労うという意味もあり、
正受院ではこんな感じになってました。
100229_2

毎日使う道具に対して、今日だけは柔らかいものを、
という優しい発想が好きです。
針を休める日として、和裁所ではお休みのところも多いとか。
私も針仕事はお休みにしました。

↓昨日の着物。
針供養では技芸成就も祈願するので
自分で縫った肌襦袢・長襦袢・紬の着物と、
こんな風に上達したいという願いを込めて
相良刺繍の帯にしました。
針供養を迎えるたびに、腕が上がっていますように...
100229_3 100229_4

100229_5

取らないしつけと取るしつけ

2010年02月07日 09:32

唯一持っている梅の帯、1~2月は大活躍です。
この時期を逃すと来年まで会えないので、
「着物一枚帯三枚」ならず「着物三枚帯一枚」で着回します。
ということで昨日のお稽古着物はこちら

100207_1  100207_2

ざらっとした手触りのちりめんに江戸小紋を染めたものです。
私の元に来た時にはすでに中古だったのですが、袖口にこんなしつけがついています。
100207_3

糸はぞべ糸(絹のしつけ糸)なのですが、縫い目の間隔はちょうど一分(約4ミリ)ずつ。
これは着るとき取るのか取らないのか?
いつも迷いつつ目立たないのでそのままにしてあります。

取らないしつけは「ぐしび」「ぐしびつけ」と呼ばれていて
掛け衿や袖口・衿下・裾などに行うものです。
ウールの着物についているのはさすがに見たことがありませんが、
どんな種類の着物に施すのかは諸説あり、地域によっても異なるようです。
ただ、この着物の縫い目はぐしびと呼ぶにはちょっと縫い目が大きいのです。
そして振りにはこんなしつけも
100207_4
写真が分かりにくくて申し訳ありません。
長く糸が出ている部分が約1センチ強のひと目落としのしつけです。
これはさすがにぐしびとは言わないので、取って着るしつけだと思うのですが
ずっと取らないまま保管されてきたためこれを取ってしまうと
跡がくっきり付いてしまいそう。
着ると目立たないのでこちらもそのままにしてあります。

明らかにぐしびだと分かるのはこんな感じのものです。
100207_5
針目は1~2ミリ、取るのはちょっと大変そう、と感覚的に思えるぐらい細かいものです。
実は着物を着始めた頃はぐしびというものを知らず、
濃い色の付け下げについていたぐしびを
リッパーで苦労してほどいてしまったことがあります。
濃い地色の着物に白い糸で縫い目があることにとても違和感があったのです。
でも、くっきりと縫い目の跡が残ってしまいもっとおかしなことに。

村林先生は著書「きものの仕立て方」の留袖の説明の中で
「ぐしじつけを飾りだと思っていらっしゃる方がますます多くなってきましたが、
しつけというものは本来取って着るべき性質のものですから、
私はぐしじつけはかけません。
道理をわきまえた高級専門店でもぐしじつけはしてありません。」
とおっしゃっています。

ちなみに、来月受験予定の検定試験のテキストには
「付け下げはうちあげ、裾、立褄、共衿などにはぐし躾をした方がいい」
との記述がありました。

考え方は色々あると思いますが、少なくとも、着る方が「取るのか、取らないのか」
迷ってしまうようなものは和裁士として行うべきではない、というのが私の意見です。
ぐしびならば丁寧に、そうでないものははずしやすいようにしておく、
自分の痛い経験も参考に...

いろいろ色無地

2010年02月04日 07:49

クロネコさんの優しい笑顔とともに届く
新しい反物...
オークションでとってもお安かったので
ついつい落札してしまった色無地の着尺が届きました。

色無地は紋なし2枚、紋あり2枚をすでに所有。
お茶のお稽古やお茶会ではなくてはならないアイテムなのですが
仕立てなければただの布...
「お誂えするなら最初の1枚は色無地」とよく言われますが、
確かにワンピース感覚で着用の範囲も広いし帯合わせも簡単ですが
私が着るのはお茶関係のお出掛けだけ。お茶をされない方は
色無地ってあまり出番がないのでは?着物フリマでもかなり不人気です。

手元にある色無地の反物は3反。うち2反は共八掛付き。
そうそう、黒の鮫小紋もあったのでした。

さてさて、在庫反物はいつ、どのように仕立てましょうか。
選択肢
①紋を入れて色無地に仕立てる
②紋を入れずに仕立てる
③塵除けのコートに仕立てる
④ワンピースなど、洋服に仕立てる

共八掛がついている反物はもったいないので①か②かな
近所の悉皆やさんに紋入れの相談をしたら、縫い紋でも染め紋でも
1つ紋だと1万円前後という見積りでした。
反物をかなり格安で入手しているので、生地代より染め代より紋入れのほうがお高くついちゃいますね。

100204_1  100204_3

箪笥に眠る色無地3本
左:ネットで購入。イメージと色が異なり激しく顔映りが悪いのでお蔵入り中
真ん中:京都の工房体験で自分で染めたもの(詳細はこちら)大好きな色で共八掛付き
右:新入り。グラデーションでとってもきれいだけど光沢があって仕立てるとかなり派手になりそう

黒の鮫小紋
鮫は紋を入れると準礼装に使えるというけれど、いまのところ必要性を感じていないので
3月末までに仕立てなければならない学校の課題「道行」にしようかと検討中。
でも、黒で紋を入れておくと将来重宝する一枚になるかも、と思ったりもして迷っています。

意外と理系?和裁と日本刺繍

2010年02月01日 20:20

3月末に和裁学校の卒業を控え、1~3月は各種試験が目白押しです。
和裁の筆記試験で必ず出題されるのが「裁断図問題」。
着物の種類と用尺が与えられ、反物をどのように裁断するか
計算して図示するというものです。
先日出題されたのは

「男物袷アンサンブルの裁断図を書き、
各部の断ち切り寸法を記入しその計算式を書きなさい 
総用布:2280cm 身長170cm 出来上がり袖丈50cm」というものでした。

模範解答はこちら
100201_8

この場合、身長と出来上がり袖丈を元に、各部の必要寸法をひとつずつ
計算して出していくのですが、身丈から衽を算出し、着物が終わったら
それを元に羽織の各部を計算し...とすべてがつながっていくので
途中で計算ミスがあるとどんどん寸法が違っていくという悲しい不の連鎖に。
足したり引いたりという簡単な計算なのですが、とっても苦手です。

こんなことで「理系」なんていうとほんとの理系な方々に叱られそうですが、
日本刺繍も理系な側面があります。
刺繍2年目の授業で習う種類縫いでは三角定規や分度器を使って
糸や布目の角度を測りながら刺す、こんな技法を習いました。

100201_1 100201_3

100201_2 100201_4

一つの模様にかかる時間は約3時間。気の遠くなるような作業でした。
でも、これを終えると好きな課題に入れるので気合で乗り切り無事完成。
今は、以前ブログで御紹介した「ちょうちょの名古屋帯」に取り掛かっています。
100201_6
毎週1匹ずつちょうちょが増えています。
実は、思い描いていた配色とどんどんかけ離れていくので苦戦してます。
もっとすっきりとした色合いのはずだったのですが...
日本刺繍は技術とともにデザイン力も必要ですね。
裁断図の計算と同じく、苦手分野です。


最新記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。