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小紋を八掛に

2010年01月24日 19:42

お客様の素敵なアイデアで、シックな紬が生まれ変わりました。
着なくなったお着物をお持ちの方々、是非たんすの中を探してみてください!

100124_1


ご依頼いただいたのは、小紋を紬の八掛にして袷長着を仕立てるというものでした。
女性用袷1枚分の八掛は約4メートル、着尺は約12メートルですので
未使用の着尺だと計算上は3枚分取れますが、
着物を解いたものだと2枚分がやっとかな、と思います。

上の写真、一見普通の紬に見えますが...
八掛がこんなにかわいいのです。
100124_3
↓裾の部分はこんな感じです。
小さい柄であまり多くの色を使っていないものが向いているようですね。
ちょっと派手になってしまった江戸小紋や色無地、
箪笥の肥やしになってしまうぐらいでしたら
こんな活用方法もありますよ!

100124_2
八掛について、先週受験した和裁の検定試験でこんな穴埋め問題が出題されました。

「裾回しは、平面的には(裾口)(袖口)に、それぞれ(一筋色)を添えるものであるに過ぎないが
(歩く)(座る)などの動作の中では(動く色)として長着の効果を助ける
重要な(ポイント)の一つである。」

見える面積は小さいものの、八掛の色合わせにうっとりしてしまう着物ってありますね。
確かに、「動く色」。
八掛が見つからなくて眠らせている反物たちがいくつもあるのですが
八掛探しの範囲を広げてくれる、嬉しいお仕立てをさせていただきました。




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褒められ小紋

2010年01月23日 17:53

毎月、二ヶ所のお稽古場でそれぞれ別の先生にお茶を習っているのですが、
今日は両方の稽古日が重なってしまい朝からお茶三昧な一日でした。

午前中のお稽古は今年の初稽古だったので
今日の着物はちょっと改まってよそゆきの小紋と袋帯の二重太鼓に。

初釜で着た訪問着は地味だと不評だったので若い感じにしてみたのですが、
この1年で一番褒められた着物になりました。
どちらの先生にも、
「初釜の時とは大違いね~あれはちょっと地味だったわね」
「そういう着物を着てくれるとなんだか嬉しくなるわ~」等々、
私はオレンジ系が苦手なのでこの小紋は着ていてちょっと恥ずかしいぐらいなのに、
目上の方からこんなに評判がいいとは驚きでした。

100123_1 100123_2

100123_3写真では分かりにくいのですが、
生成色の地色の上に朱色の雲取文様が青海波の鮫で染められていて、
その上から梅花文様を染めてあります。

帯は黒や紫系の"引き締め色"を合わせたかったのですが
手持ちの中にはなかったので、不本意な帯合わせになっています。

柄の大きい華やか小紋は帯がかなり限定されますね。
難しい!!




好きな着物は寒色系のモノトーンなのですが、
親ぐらい歳の離れた方々とご一緒するお稽古のような場では
実年齢より若干若目なものを着ることも必要だなぁ、と実感した一日でした。

因みに、寒色系コーデは同年代の女性や男性に受けがいいです。
洋服の感覚なので「着物着てます~!」に見えないからですかね。
平日の満員電車に乗らなくてはいけないときは地味コーデを選んでしまいます。
スーツな方々に囲まれると華やか小紋では気後れしてしまうので。

祖母を偲んで

2010年01月16日 22:43

今日は初釜の後の初稽古。
社中の皆さんはお正月らしい華やかな装いでした。
宝尽くしや松竹梅など、意外と着用時期は限定されますね。
初稽古は初釜ほど華やかではありませんが、
また1年お稽古できる幸せと先生への感謝の気持ちが
それぞれの装いに込められているようでした。

そして私は...今日はどうしても着たかった赤い小紋にしました。
100116_1

100116_2

この着物は祖母が母のために見立てて誂えたもの。
私が生まれる前の話です。
その祖母は昨年末亡くなってしまいました。
92歳、皆さん「大往生ね」とおっしゃいますが、
もっと旅行もしたかっただろうし、今年の桜も見たかっただろうし、
私が縫った着物も着て欲しかった。後悔を挙げればきりがありません。

着物が大好きだった祖母を偲んで、今日は思い出の小紋を着てみました。

帯は紅白の梅の刺繍が施された名古屋帯。
故人を偲ぶ装いにおめでたい梅の柄はふさわしくないと思いつつ、
お花が好きだった祖母が見ることのできなかった満開の梅を
天国で楽しんでもらおうとこの帯に。

我が家の梅はまだつぼみ。
来週は暖かくなるらしいので、もうすぐ咲いてくれるかな。

買っちゃいました~その3~

2010年01月14日 20:04

買っちゃいましたシリーズ、新春編は「その3」で完結です。
着物ブログ、やっぱり着物がなくっちゃ!

先日、訪問着を縫ったのですが、実は卒業制作にしようかと思っていたものでした。
もともと練習用に買ったものだし、顔映りのよくない苦手な色だし、
もっとちゃんと記念になる一枚が欲しいなぁ、と思い
年明けからデパートめぐり開始。

1月って各デパートがきもの市を開くので、未仕立てのものを買うには
とってもいい時期ですね。
いつもは敷居が高くてなかなか自由に見られない絵羽物のコーナーも
催事だったら怖くない!
日本橋・銀座・新宿・渋谷の6つのデパートの呉服売り場をゆっくりまわりました。

そして、イメージにぴったりの訪問着と出会ったのです!

↓上前
100114_1
↓後身頃
100114_2

訪問着というと薄いピンクやクリーム色がやっぱりきれいだなぁ、
と思うのですが、淡い色ではんなりした感じのものは
悲しいことに似合わないのです。カラー診断でもことごとくNGカラー。
顔色が悪く見えてしまいます。
それで黒~濃紺の地色の訪問着を探していました。
これが数がとっても少なくて。売れ筋ではないようです。

「和裁の勉強の集大成だから...」と、仕立て甲斐のある色留袖を縫うことも考えましたが
着付けの先生に御相談したところ「着る機会がほとんどないからもったいない」
というお答え。「宮中にお呼ばれしたら色留必須だけどね」
とも言われましたが、そんな機会はこの先あるはずもなく。
せっかく自分で縫っても着る機会がなくては無駄になってしまうので、
訪問着に落ち着きました。
肩や背中にも柄がつながっているので、柄合わせで苦労しそうです。
やりがいは充分!

ちなみに...
この訪問着、売り場では「仕立て代込み」のお値段でしたが
仕立てなしでも売ってもらえるか聞いたところ
「その分お値引きします」と嬉しいお答え。
私としては思い切った予算を用意していたので、
問屋さんの在庫処分価格で買えてしまい
その分今年の骨董市予算が確保できました!

3月末までに頑張って仕立てます。
あ、この着物に合う帯がないよ~(泣)

買っちゃいました~その2~

2010年01月13日 18:33

買っちゃいましたシリーズ第2弾は傘、です。
皆様、着物の時はどんな傘をお使いでしょうか。

ここ10年大切に使ってきた愛用の傘がとうとう壊れてしまい
この数ヶ月間ずっと傘を探していました。
傘には譲れないポイントがあるんです!

・柄が短いこと
・洋服でも着物でも使えること
・柄の素材が木であること

私は身長が低いため、普通の傘だと
閉じた状態で持ったときに地面をこすってしまい
すごく不便です。
でも、最近売られているのはとても柄が長め。
短いものは晴雨兼用ばかりです。
このままだと一生折り畳み傘なのか...と諦めかけていた頃
偶然見つけたのが「イイダ傘店」さん。
実店舗はなく、年2回行われる受注会でのオーダーのみの販売。
細かなパーツまで自分の好きなものを選んで、出来上がったのがこちら。
100113_1

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↑長さの比較
真ん中が今まで愛用していたものです。
ビニール傘と比べて、かなり短いでしょ。

デザインにも大満足ですが、HPを拝見して
傘作りに対する熱い想いに共感し「この方の作る傘を是非使いたい」
と思ったのが購入の決め手でした。
最近「職人魂」にはめっきり弱い...

雨の日のお出掛けってとても憂鬱ですが、
この傘のお陰で気持ちがかなり楽になってます。
でも、一つ困ったことが。
大事な傘をどこかに忘れるんじゃないかって心配で
一日中どきどき緊張してしまいます(笑)

買っちゃいました~その1~

2010年01月12日 18:40

3回も図書館で借りた和裁本、やっぱりこれは
手元に置いておくべき本!と確信し、晴れて購入の運びとなりました。
100112_1
「図説 きものの仕立方」村林益子著

和裁をされない方からは不思議に思われますが、
着物の縫い方にはいくつかやり方ががあり、人によって異なります。

私が習っているのはいわゆる学校和裁で、
本職の和裁士さんの仕立て方とちょっと違う部分があります。
出来上がりの形は同じになるのですが、
学校和裁は手間と時間がかかる「丁寧すぎる」点がちらほら。
その分、初心者でもきちんと形になるという利点もありますが
出来高制の和裁の仕事をするなら、時間はかからないに越したことはありません。

もっと効率的な仕立て方があるのではないかと思っていたところ
和裁士の方とお話しする機会があり、
職人技ともいえる「早く美しい」効率的な仕立て方があることを知りました。

和裁の本はいくつか出版されていますが、
和裁学校の先生が書かれた本がほとんどで、
内容は私が習っているものとほぼ同じ。

この本は和裁士の縫い方を丁寧に解説してあり、
肌襦袢から喪服まで多くの種類が網羅されています。
分かり易い写真も満載!
今までもやもやしていた疑問点がいくつか解消できました。

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「出版社にある在庫がかなり少ないので、もしかしたら取り寄せできないかも」
と近所の本屋で言われましたが、2週間待ってやっと入荷。
1万5000円と決してお安いものではありませんが、
ところどころに和裁士としての心構え、ともいうべき
村林先生の貴重なお言葉があり、1ページずつ大切に読んでいます。

和裁をされない方も、半襟の付け方や着物の畳み方など
目から鱗の知識がありますよ。
お近くの図書館にありましたら是非一度手にとってみてください。

縫って、着て、着せられる...

2010年01月11日 11:18

「縫って、着て、着せられる和裁士」というのが
日本和裁士会のスローガンになっています。
着付けの授業以外で着付けをさせていただく機会はなかなかないのですが
昨日の初釜では振袖の着付けを行いました。
お袖が長いのって、やっぱりかわいいですね~。
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左が私。真ん中の方は中振袖で私の着物を着ていただきました。
もともと着付けの練習用に買ったのですが、ちょっと変わった仕立てになっています。
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↓裾の部分です。裏地は小花柄のモスリンで
内掛けのように2センチぐらい綿入りの「ふき」になっています。
そして裏地は八掛だけで胴裏がない「胴抜き仕立て」。
お店の方は「舞台衣装に使ったのでしょうね」とおっしゃっていました。
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↓合わせた長襦袢はこちら。
ダンボールいっぱいの着物を親戚から頂いた時に入っていたものなのですが、
色が派手なのでずっとしまいっぱなしでした。
中振袖用の長襦袢を探していてこれを発見。袖は短く縫いこまれていたのですが
それを解いてみると上の着物と袖丈がぴったり!
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鹿の子の地紋でしっとりと上質な綸子でした。
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100111_8仕立て上がったばかりの訪問着を
早速着てみました。
優しい色目で着ていて落ち着くのですが、
「地味ね~」と周りからは不評でした。
入学式のお母さんコーデみたいです。

私の通う茶道教室は半数以上が
茶暦ウン十年の大ベテランさんで
年齢層も60代~という環境。
こういう場の集まりでは、
ちょっと派手目なものを着て
皆さんに楽しんでもらう、というのも
若輩者の役割として大切なのかなぁ、
とちょっと反省しました。

でも、着まわしでいうとこの手の訪問着は
着用機会が多く、持っていて便利な
1枚になりそうです。

冬休みの宿題

2010年01月09日 23:45

「短すぎる~」と生徒からは非難いっぱいの冬休みでしたが
社会人からするとあれは十分長い。
あま~い指導の学校なので宿題もなし。

ということで自主的に宿題を設定。
無事に訪問着を仕上げました。
卒業制作にしようかと思っていましたが
宿題の課題に変身です。
早速明日の初釜に着て行きます。やっぱり地色が地味だったかなぁ。

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100109_2訪問着も縫い方の手順は小紋と同じですが、
やっかいなのが柄合わせ。
おくみと前・後身頃・衿の柄がぴったり合うように
しつけをかけて慎重に縫っていきます。
パズルを組み立てていく感覚ですね。
  100109_3

もうひとつやっかいなのは、
訪問着の表生地は重たい縮緬であることが多いこと。
表と裏のつり合いが取りにくく、今回も泣きました...
100109_4 100109_5

↑表と裏のそれぞれを縫ってから裾の部分で2枚を縫い合わせて
ハンガーにつるしてつり合いを見ます。
全く同じ寸法になるように縫っているのに、
表の生地が重いので裏が突っ張って、表が裾のほうでたるむのです。
そのままにするといわゆる「袋になる」状態に。
うちあげの部分で余分を調整し、ぴったりになるまで縫い直します。
今回は出来上がったときの感動よりも「開放された~」という思いのほうが
強かったです。
でもかわいいわが子がまた1枚増えました。
地味な着物=長く着られる ということで、末永くよろしくね。

もう一つの宿題は「日本刺繍」。
3月末までに仕上げたい名古屋帯を少しばかり進めました。
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ちょうちょが6匹になる予定です。
こちらは和裁より肩が凝るので1日にできる時間が決まっています。
いつもやり始めると時間を忘れて集中してしまい、
翌日の肩凝りで後悔します。
冬って他の季節より肩凝りがひどい気がするのですが、
寒さで筋肉が固まってしまうのでしょうか。









遅ればせながら...

2010年01月06日 19:37

東京に戻ってきました。
予想外にばたばたの年末年始でしたが
たまってしまったお仕立物をまたこつこつ縫い始めました。
3月までは学業との並行作業のため、仕立て上がりまでお時間を頂戴してしまいますが
どうぞ宜しくお願いいたします。

4月からは本格的に「またたびや」として活動を始めます。
今年はスタートの年。
大好きな着物をたくさん着て、和裁の腕をもっとあげて、
そして多くの方と着物を通じたお付き合いができたら幸せです。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

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